やぶから九尾

東方SS書きのブログでございます

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★自作SS紹介★ 作品集71 『八雲の式の式の式』 3

さて、二夜連続で、『八雲の式の式の式』紹介です。
本日はストーリー誕生秘話等を。
毎度のことながら、ネタバレ爆発なんで、未読の方はご注意願いますw


前々回にも書いたとおり、ストーリーの大筋は、幻想入りした「青」が元の世界に帰る、というものでした。が、当初予定していたプロットでは物語が弱い。そのために、もっと幻想郷を揺るがすような、大事件にする必要がありました。そこで参考にしたのは、やはり大長編ドラ。大人達が自らの野望で何かを起こそうとするのを、子供達が力を合わせて解決するという話にできないか。前回の鞍馬は、そうした考えの基に生まれたキャラです。しかし、ドラえもんが最初から道具を使える状態だと、苦労が苦労になりませんし、どうしても東方の世界観を崩してしまう可能性が高い。だから、記憶喪失+ポケットを封印されているという設定が必要でした。すると、今度はドラえもんの性格的個性が失われてしまうのだから、まるでジェンガですねw

SSの前編は序章、後編が本番となっています。
元々が無茶な設定なので、叩けば叩くほど疑問や矛盾が出てくる。なので、それら全てを解消するために、できるだけ頑張ってみました。唯一、最初から決まってたシーンはただ一つ、コメントにて最も反響のあったあのシーンです。この物語のテーマ、主人と式神の関係、そして旧ドラが消滅していないということの証明。それらは、終盤の『あの場面』、青の封印が解けるまでのシーンに集約されています。あれが書きたいから、このSSを書こうと思ったと言っても過言ではありません。書いてる側も、もっとも熱く、盛り上がった場所でした。やっぱりドラえもんは、いじめられっ子の味方だー、なんてw

後半の戦闘シーンについては、とにかくバランスを重視。ドラえもんが強すぎてもいけないし、鞍馬が強すぎてもいけない。そして、単調にしてもいけない。どこまで理想に近づけたかは分かりませんが、割と評判は良かったようなので一安心。スペルカードとひみつ道具をどう組み合わせるかで、色々と妄想を楽しんだ覚えがありますw

しかし、書いている間の半分以上は、大げさじゃなく、恐怖と闘っていました。
だって、東方ファンの八割が旧ドラファンであっても不思議でないし、子供時代から親しんできたキャラクターであるからこそ思い入れも強いはず。「僕が一番ドラえもんが好きなんだ!」という譲れぬ人がいたとしても、気持ちは十分にわかります。他に、「ここがこうだ」「あれがこうじゃないか」「お前のこれが勉強不足だ」と言いたくなる心境も。なので、ちょっとでも間違った設定を使ったり、物足りないと思われたら、滅多切りにされるのは明らか。
そうした事態を避けるために、Wikipediaだったりサイトだったり、原作だったり、映画だったり、様々な所にお世話になりました。特に、参考にした本の一つに、「ドラカルト」という書籍があります。ドラえもんに関するマニアックなエピソードを散りばめた、すごい本です。これが家に転がっていたのが助かりました。他にも、記憶の怪しい映画をもう一度観てみたりしました。東方SSを書くのに、ドラえもんを参考にする日が来るとは思いもしませんでしたけどw

最後は自分に課した〆切を延ばして、ヘロヘロな状態で投稿。
布団をかぶって寝てしまい、明日のことは綺麗さっぱり忘れて眠ってやろうと思いました(やけくそ)。起きてパソコンを見るのが怖いこと怖いこと。PNS大炎上、デビュー一年と保たず、美しく残酷に散ったSS作家……なんて馬鹿な想像をしながら、創想話のサイトを開いてみたのでした。

そしたらなんと……。




点数750 Rate 17:50!?(゚Д゚)



見たこともないRateに、思わずやったぞー! とガッツポーズが出た瞬間でした。
そのままスキップでもしそうな勢いで家を出て、夕方に帰ってきてまたビクビクしつつ、やっぱり評判がよくて万歳してましたw

でも、この時の私の喜びは、コンペで十位以内に入った時よりも、『バックドロップ~』で一万点取ったときよりも、さらに大きなものだったことを、ぜひ記しておかねばなりません。

そもそも私がこれを書いたのは、クロスオーバーで奇をてらってみようとしたからではありません。そうじゃなくて、二次創作SSには、まだこんな可能性があるんじゃないか、と読者を驚かしてみたいという野心があったからです。例えどんなジャンルであっても、自分が好きで、なおかつきちんと料理がされていれば、きっとどんな作品であろうと、面白くなるんじゃないか。その狙いは、当時の作品集に、原作を極端に重視する風潮が見受けられたことが始まりでした。

創想話(に限らず、どの業界もそうです)は、作者の書きたい物と、読者の読みたい物のバランスで成り立っています。でもそれは、決して狭い枠組みではないということを証明したかった。不当に何かを貶めようとしているのでない限り、評価はあくまで面白いかどうかで、ジャンルは百合だろうと、壊れギャグだろうと、残酷な話だろうと何でもよいのでは。それこそ、読み専時代からの、二次創作に対する私の考えです。もし、このSSで失敗していれば、私はそんな考えを捨ててしまったかもしれません。ですが、幸運にも、100%とは言えぬものの、多くの方々に、『八雲の式の式の式』は受け入れてもらえました。
だから私は、言うことができます。自分が書きたいジャンルは異端だとか、このキャラは不人気だからだとか、そもそも自分が書きたい物は受け入れられないからだとか、それまでと作風が違うからだとか、そういった理由で、思いついたストーリーを書くのを躊躇している人がいたら、聞いてください。



大チャンスです! まさにそれらは、読者に

命を吹き込められるのを待っているのであ

り、そのきっかけを作るのは作者の特権

です! ぜひ書いてください!( ゜∀゜)b



あー、やっと言えたー。すっきりしたー。

さて、偉そうに書いてきましたが、これはこのSSが受け入れてもらった、成功したからこそ書ける話です。そして、私の手柄なんてほとんどありません。これはきっと、旧ドラの魅力ゆえに、ここまで高評価をいただいたんじゃないかと思います。でもそれは、もちろん、それを寛大に受け入れてくれた、創想話の読者の方々の存在無しには、あり得ない話です。読んでくださった方々、真にありがとうございました。これからもPNSは書きたい物を書き、なおかつ皆様が面白くて満足できる作品を、できるだけ残していこうと思います、まる

さぁ! 次回はついに、このSSに仕込みまくった、ドラネタを大暴露いたします!
変なのもいっぱいあります! 見つからなくて普通です!
読んだあかつきにはぜひ、「こいつは何考えてるんだ!」と笑ってくださいませ!w
では!
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このはずくは共通世界観、木葉梟は一度限りの世界観という風に、HNを使い分けて東方創想話にSSを投稿しています。
ここでは他の方々のSSや、自作SSの裏話などを紹介しております。あとは、軽い後日談とか。よろしくです。

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